「損した」と感じるのはどんなときか
サブスクで後悔が生まれるのは、たいてい次の3つの場面です。
- 使っていないのに引き落としが続いていた
- 無料体験のつもりが、いつの間にか課金されていた
- 解約しようとしたら手続きが分かりにくく、次の請求日を過ぎてしまった
いずれも、サービスの品質ではなく契約の条件を確認していなかったことが原因です。逆に言えば、契約前の数分で防げます。
契約前に確認したい5項目
1. 年額に換算した総額
月額表示は負担が小さく見えます。契約前に12倍して、年間でいくら払うのかを確認してください。月額1,480円なら年間17,760円です。この金額を見て、同じ用途に年17,760円を払う価値があるかを考えると、判断がはっきりします。
年額プランのほうが割安な場合も多いですが、年額は途中解約時に返金されないことがある点に注意が必要です。使い続けるか分からない段階では、月額から始めるほうが安全なこともあります。
2. 無料体験の終了日と自動課金の有無
無料体験は、多くの場合そのまま有料契約に移行します。申し込んだ日に、次の2つを確認してください。
- 無料期間が終わるのは何月何日か
- その日に自動で課金されるか、こちらの操作が必要か
自動課金の場合は、終了日の2〜3日前にカレンダーへ通知を入れておくと確実です。
3. 解約の手順
契約する前に、解約ページの場所と手順を先に見ておきます。Webで完結するのか、アプリ内からなのか、電話が必要なのかで、必要な手間が大きく変わります。
あわせて、解約の締め日も確認します。「次回請求日の前日まで」なのか「当月末まで」なのかで、実際にやめられるタイミングが変わります。
4. プラン変更と返金の扱い
上位プランから下位プランへ戻せるか、戻したときにいつから料金が変わるかを確認します。日割り計算されるのか、次回更新分から適用されるのかは、サービスによって異なります。
5. 使う人数と共有の可否
家族やチームで使う予定があるなら、1契約で何人まで使えるか、同時に使えるか、アカウントを分けられるかを確認します。あとから人数を増やせない設計のものもあります。
契約後にやっておくと安心なこと
3つだけで管理が楽になります
①契約日と次回更新日をカレンダーに登録する ②契約中のサービスを1か所にメモしておく ③3か月に一度、そのメモを見返す。この3つで、使っていないサービスに気づけるようになります。
支払い方法をまとめておくと、明細を見たときに把握しやすくなります。クレジットカードの利用明細は、契約中のサブスクを洗い出す手がかりとしても使えます。
見直すタイミングを決めておく
サブスクは、契約するときよりやめどきの判断のほうが難しい仕組みです。使っていなくても「また使うかもしれない」と思うと解約しづらくなります。
そこで、判断を感覚に任せず、見直す時期をあらかじめ決めておきます。たとえば「3か月に一度、契約一覧を見返す」「2か月連続で使わなかったものは解約する」といった基準です。基準があると、そのときの気分に左右されずに済みます。
重複していないかを確認する
用途が重なるサービスを複数契約しているケースは珍しくありません。クラウドストレージ、動画配信、音楽配信などは、家族の契約や、端末購入時に付いてきたプランと重複していることがあります。
また、仕事で会社が契約しているツールと、個人で契約しているツールが同じということもあります。契約一覧を作る目的は、この重複に気づくことでもあります。
支払い方法をそろえておく
支払いが複数のカードやアプリに分散していると、何を契約しているか把握しにくくなります。可能な範囲で支払い方法をまとめておくと、明細を見るだけで契約状況を確認できるようになります。
まとめ
サブスクは、続けるほど総額が増える契約です。契約前に確認すべきことは多くありません。
- 年額に換算して総額を見る
- 無料期間の終了日と自動課金の有無を控える
- 解約の手順と締め日を、契約前に確認する
- プラン変更と人数の条件を確認する
- 更新日をカレンダーに入れる
複数のサービスを比べる段階では商品・サービスを比較するときに確認したい5つのポイントを、Webサービス特有の観点は自分に合ったWebサービスを選ぶための考え方をご覧ください。